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2023夏〜2024正月の日常

昨年後半の思い出を一部記録します。

 

2023年7月、中野サンプラザがついに閉館。

20代の初め、短い期間でしたがコンサートホールのアルバイトをしていました。仕事できない人間で苦い思い出が多いですが笑 そこで仲良くなった先輩と今でも交流があり、久しぶりの再会のお誘いは「さよなら中野サンプラザ音楽祭」。

銀杏BOYZとサンボマスターの日に行きました。

すっごく久々のサンプラ!赤い階段ももぎり台もビシバシ指導しれくれたベテランスタッフの先輩方も、変わってなーい!

銀杏もサンボも初でしたが(先輩が銀杏ファン)、とても良かった。心に沁みました。サンボの熱いトークに泣きました。

お仕事中の別の先輩が、すでに売り切れだった消しゴムガチャをくれました…!しかも白、嬉しい!

 

小学生〜大学生まで中野区民だったので、サンプラザにはいろいろお世話になりました。

ありがとう中野サンプラザ…!

 

夏頃にはほぼ普通に歩けるようになり(足爪の件です)、気になっていた展覧会や父母実家の片付け、舞台などなど。

 

①オペラシティアートギャラリー「野又穰」展

寺田コレクションで元々好きな作家さんの一人でした。イギリスのギャラリーとご契約されたそうで、今回はその記念企画展!

空間設計も素敵で、風が吹き抜けて帆が揺れるような部屋は特に長く居てしまいました。

 

②SOMPO美術館「山下清 生誕100周年」展

西新宿のSOMPO美術館、何度も前を通っていたものの、来館は今回初、そしてドラマ裸の大将のイメージしか持っていなかった山下清の作品を見るのも実は初!

すごかった〜!クラクラしそうな緻密な作業と画力に圧倒されました。

キャプションが芦屋雁之助演ずる裸の大将の声で脳内再生されてしまいましたが…貴重な作品やその生涯を知ることができ、充実した1日でした。

 

③東京都現代美術館「デイヴィッド・ホックニー」展

9月末、気温35度超えの残暑日に友人と。久々の現美、とにかく駅から遠いという印象で、この日も汗だく 笑

とてもカラフルで、風景や人物、描かれた対象に愛を感じる、気持ち温まる作品でした。

80歳を超えてのiPadによる作品、ぐる〜っと長い絵を鑑賞できるのですが、最初は拙い子供のような描画から、だんだんと技術を上げていく様子が感じられ、笑いながらも、新しいものに挑戦する活力は見習うべきものがあるなぁと思いました。

 

④父実家の片付け目的と、2022年に一足先に母実家を整理・売却したその後の様子を見に母と仙台へ。

プライバシーのため土地周辺写真は載せられませんが、新しい家が数軒建っており、以前の面影はもうどこにもありませんでした…。

これでこの地も見納めだねと(お墓参りは別として)、祖父母といつも行っていたお気に入りの回転寿司店へ。数年来なかった間に店内システムが変わっていたが、美味しかった。おじいちゃん、おばあちゃん…(涙)家をつぶしてごめんなさい。

祖父母を知る自分の世代が死んだら、本当の意味で祖父母は消え去ってしまうんだなぁ、と、世の中的には無名である身内や知り合いが亡くなる度に寂しく思います。

 

⑤村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」の舞台

再演というのを知らず、チラシを見つけた時にすぐチケット買いました。

村上春樹で好きな作品マイTop3に入るねじまき鳥。

どんな舞台になるのか?また芸劇は大ホールしか行ったことなかったので、プレイハウスも楽しみでした。

ちょいちょい「う〜ん」と思うところはあったけど、原作ファンとしては満足の面白い内容でした。

よくあの長い物語をまとめたなぁと、見事な脚本や舞台設計、だいたいイメージ通りの登場人物たち、世界観にぴったりの音楽。

映画館や演劇はトイレ恐怖症なので敬遠してるのですが(始まって小一時間は動悸)、やっぱり生はいいなぁ〜、と改めて思います。

 

⑥出光美術館「青磁-世界を魅了したやきもの」展

父上京に際し、認知症予防のため興味がありそうなものを探してこちらへ。

私自身も初の出光美術館で、よく知らなかった青磁の世界もとても勉強になり、楽しめました。

静かで落ち着いた、大人のための美術館。日比谷を一望できる好立地もいいですね。

 

⑦秋までは調子良かったものの、ねじまき鳥舞台の1週間前に突然の膝不具合、そして12月には本格的な風邪(1月末現在、首のリンパ腫れ中)と、またもや体のあちこちに不調!もういやぁぁ(ToT)

という中、ある商品がほしくて、初めての海外通販に挑戦。

日本よりかなり安い上、ブラックフライデーが重なりさらにセール!送料3,000円を入れても爆安価格。

商品追跡を見ると3週間ほど関税?のあたりで止まっていて、もしや届かない!?と、合間に風邪ひくわで嫌な予感がしましたが、「arrival Japan」の文字が見えた時は本当にホッとしました。

散々な一年だった自分への素敵なクリスマスプレゼントになりました笑

 

⑧2024年の初詣は、気分を変えて門前仲町の「富岡八幡宮」に詣でました。

なぜそこかって?

私は江東区で生まれたのです〜。3歳までしか住んでないので記憶は全くありませんが、お宮参りなど、当時はお世話になったそうです。

阿佐ヶ谷から東西線一本なので、距離はあるが何気に行きやすい。

風邪と膝痛、両親も足腰悪でしたが、30数年ぶりの再訪ということで、がんばって当時住んでいた社宅など小一時間かけて見に行きました。まだある!と懐かしむ母。

下町風情あふれる門前仲町、お正月のため普段とは違う賑わいだったので、機会があれば普通の日にまた遊びに行きたいです。

 

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コメント: 2
  • #1

    ヴェロニカ (日曜日, 04 2月 2024 20:43)

    SONPO美術館はちょいちょい行くけど山下清は同じくあのイメージが強すぎてチラシすらスルーしていたよ。
    私もちゃんと見た事皆無。
    でも終了後にあちこちで良かったと聞いて少し後悔。

    ホックニー行ったんだね。
    私は息子の希望で行ったんだけど、カラフルで楽しかった。
    そう何歳になっても新しい事は学べるんだと見習いたい気持ちになったよ。

    その後、体のあちこちの調子はどう?

  • #2

    むむたり商店 (月曜日, 05 2月 2024 18:21)

    >ヴェロニカさん
    ヴェロニカさん行きそうな展示だと思ってたのですが、ドラマのイメージが邪魔してたんですね 笑
    夏休み中というのもあって、祝日に行った時は外まで行列で、別の平日に行き直しました。
    狂気的な細かい作業が垣間見られ、すごかったです!外国の絵も良かったです。
    また何かの機会で展示会があったらぜひ!

    風邪のとどめは中耳炎と思いきや、治りかけに首のリンパがボコボコと腫れて少し痛み、そしてまた後鼻漏再発・耳痛、です…おそらく上咽頭に、ウイルスがまだ生き残ってるのかと…
    こんなしつこいの人生初です(/ _ ; )